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囲炉裏とは?

いろり

囲炉裏とは、日本の伝統的な住居において床を四角く切り抜いて灰を敷き、薪や炭で火を燃やす暖房・調理設備です。

囲炉裏(いろり)は、日本の古民家や農村の住居に設けられた床付きの炉で、正方形または長方形に床板を切り抜き、下に灰を敷いて薪や炭を燃やす構造です。上部には「自在鉤(じざいかぎ)」と呼ばれる鉤を天井から吊り下げ、鍋や薬缶を掛けて調理や湯沸かしに使いました。

囲炉裏は生活の中心的な場所として機能していました。その役割は多岐にわたります。

  • 暖房:冬の寒さをしのぐ主要な熱源
  • 調理:煮炊きや焼き物など日常の調理全般
  • 乾燥・燻製:煙を利用して食料や木材を乾燥・防腐
  • 照明:炎が夜間の光源となる
  • コミュニティの場:家族が囲んで語り合う団らんの中心

囲炉裏から上る煙は茅葺き屋根の虫除けや防腐にも役立ち、家全体のメンテナンスにも一役買っていました。煙の出口として屋根に「煙出し」が設けられることも多く、家の構造と一体化した設計でした。

現代では新築住宅に設置されることはほぼなくなりましたが、古民家を活用したカフェや旅館、観光施設でその姿を見ることができます。日本の伝統的な生活文化を伝える重要な文化財的存在として、民俗学や建築史の分野で研究・保存が続けられています。

使い方・例文

時代劇や歴史ドラマの農家・武家屋敷の場面、または古民家を改装した飲食店の内装紹介などでよく登場する言葉です。

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