本文へスキップ

古葉取りとは?

ふるはとり

古葉取りとは、松柏類の盆栽で前年以前に展開した古い葉を手で取り除く作業のことで、樹の健全な生育と樹形の整美を目的とします。

古葉取り(ふるはとり)は、主に松の盆栽管理で行われる重要な作業のひとつで、前年以前に生長した古い葉(古葉)を手や専用ピンセット丁寧に取り除くことを指します。

松は常緑樹ですが、葉には寿命があり、黒松では概ね2〜3年、赤松五葉松でも数年で自然に落葉します。しかし盆栽の場合、密集した枝の中で古葉が残り続けると風通しや日当たりが悪くなり、次のような問題が生じます。

  • 内部の枝が徒長して樹形が乱れる
  • 蒸れによる病害虫の発生
  • 芽の充実が阻害される
  • 美観が損なわれる
古葉取りの適期は一般的に秋から初冬にかけてで、当年に伸びた新梢(今年葉)は残し、前年以前の葉のみを丁寧に摘み取ります。作業には専用のピンセットが使われることが多く、無理に引き抜かず、枝の向きに沿って静かに引き取るのがコツです。

この作業によって樹全体の風通しが改善され、翌春の芽吹きが充実するとともに、枝の細部まで鑑賞できる端正な樹形が保たれます。盆栽の手入れの中でも基本的かつ効果の高い管理技術として、初心者にも取り組みやすい作業です。

使い方・例文

「秋に黒松の古葉取りを行うと、枝筋が見えてすっきりし、翌春の芽出しが揃いやすくなる。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語