受け流しとは?
うけながし
受け流しとは、相手の攻撃を正面から受け止めずに、力をそらしてかわす武道・格闘技の防御技術のことです。
受け流しとは、武道や格闘技において相手の攻撃を真正面から受け止めるのではなく、その力の方向を変えてかわしたり、自分へのダメージを最小限に抑えたりする防御技術の総称です。
受け止める場合は両者の力が真正面からぶつかるため、体格や筋力の差がそのまま結果に影響します。一方、受け流しでは相手の攻撃を斜めや横方向にそらすことで、体格の小さい者でも大きな相手の力を無力化できるという特長があります。この考え方は柔道・合気道・剣術・空手など多くの武道の基礎理念にも通じており、「力で力に対抗しない」という東洋武道の哲学を体現しています。
剣術における受け流しは、相手の刀を受け止めながら刃をすべらせて軌道を変える技を指します。柔術や合気道では、相手が掴んできた腕をねじったり円を描くように動かしたりして、攻撃のエネルギーを別の方向に誘導します。現代格闘技でも「流し受け」「パーリング」と呼ばれる類似技術が使われています。
受け流しの習得には、相手の力の方向を瞬時に読み取るセンスと、わずかなタイミングのずれを生かす繊細な身体操作が求められます。単なる防御技術にとどまらず、受け流した直後に反撃へ移行する一連の動作として習得されることが多く、攻防一体の技として位置づけられています。
使い方・例文
剣道の稽古では、相手の面打ちを鎬でそらしながら胴へ打ち返す動作が受け流しの典型例です。日常語としても「批判を受け流す」のように、問題を穏やかにやり過ごす意味で使われます。
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