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反射防止膜とは?

はんしゃぼうしまく

反射防止膜とは、レンズガラスなどの光学面に施すコーティングで、光の反射を抑えて透過率を高めることを目的とした薄膜です。

反射防止膜(はんしゃぼうしまく、英: anti-reflection coating / AR coating)は、光学部品の表面に形成される薄膜コーティングで、光の反射を最小限に抑えて透過量を最大化するために用いられます。カメレンズ・眼鏡レンズ・スマートフォンの画面・望遠鏡や顕微鏡の光学系など、幅広い製品に応用されています。

光が透明な物質の界面(ガラスと空気の境界など)を通過する際、一部の光は反射します。例えば空気中のガラス面では光の約4〜8%が反射されます。多枚のレンズで構成される光学系では、この反射が積み重なって透過光量が大幅に低下したり、内部でゴーストやフレアが生じたりします。

反射防止膜はこの問題を解決するため、次のような原理を利用します。

  • 薄膜干渉:コーティング層の表面と底面で反射した光が互いに打ち消し合う(逆位相干渉)
  • 屈折率の調整:コーティング材料の屈折率を基板と空気の中間になるよう選ぶ
  • 多層構造:複数の薄膜を重ねることで広い波長帯域にわたって反射を抑制

現代のカメラレンズでは「マルチコーティング」として複数層の反射防止膜が施されており、高い光量透過率と良好な色再現性を実現しています。また太陽電池パネルにも反射防止膜が使われており、太陽光の取り込み効率を高めています。

使い方・例文

カメラのレンズに反射防止膜(ARコーティング)が施されることで、逆光でもフレアが少なくクリアな描写が得られる、という場面で登場します。

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