双調とは?
そうじょう
双調とは、日本の雅楽における六調子の一つで、西洋音楽のト長調に近い明るく伸びやかな音色をもつ調です。
双調(そうじょう)は、日本の雅楽で使われる音楽の調子(旋法)「六調子」のうちの一つです。六調子とは壱越・平・双・黄鐘・盤渉・太食の六種類の調を指し、それぞれ主音(基準となる音)と音階が異なります。
双調の主音は「双(そう)」と呼ばれる音で、西洋音楽の音名ではト(G)の音に相当します。音階の構造は西洋のト長調に近く、明るく伸びやかな印象をもつ調とされています。平安時代の雅楽理論書にも双調の記述が見られ、古くから使われてきた調です。
双調の特徴として以下の点が挙げられます。
- 主音がト(G)音に相当する長調的な調
- 明るく晴れやかな音色が特徴で、慶事や雅なシーンに合う曲が多い
- 六調子のなかで平調・壱越調とともに比較的演奏される機会が多い
- 越天楽をはじめ複数の管絃曲・舞楽曲に双調バージョンが存在する
雅楽の世界では、同じ曲名であっても調子が異なると音色や雰囲気が大きく変わるため、双調・壱越調などの区別は演奏を理解するうえで重要な知識です。現代でも宮内庁楽部や各地の雅楽保存会が双調の曲を継承・演奏しています。
使い方・例文
雅楽の演奏会では「越天楽(双調)」のように曲名に調子が明示されることがあり、聴衆が音楽の性格を把握する手がかりになります。
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