危機感とは?
ききかん
危機感とは、現在の状況や将来の見通しに対して「このままではまずい」と感じる切迫した警戒意識のことです。
危機感とは、今の状態が危険な方向に向かっている、あるいはこのままでは望ましくない結果が生じると予測したときに生まれる、緊迫感・焦り・不安が混じった感覚です。個人の日常から、組織の経営・国家の安全保障まで、幅広い文脈で用いられる概念です。
心理学的には、危機感はリスクを察知する認知プロセスと、それに伴う情動反応(不安・恐れ)が組み合わさって生じます。適度な危機感は行動を促す動機付けとして機能し、問題への早期対処を可能にします。しかし過度な危機感は、パニックや思考停止を引き起こし、かえって適切な対応を妨げることもあります。
危機感が果たす役割を場面別に見ると次のとおりです。
- 個人レベル:健康診断の異常値を見て生活習慣を改める動機になる
- 組織レベル:売上低下の危機感が社員の改革意識を高める
- 社会レベル:気候変動・感染症・防災への対策を推進する原動力になる
経営学者のジョン・コッターは組織変革の第一歩として「真の危機感を醸成すること」を挙げています。危機感は現状に安住せず変化を促す重要な感情ですが、正確な情報に基づかない危機感(不安のみの状態)は混乱を招きます。根拠ある危機感を持ち、建設的な行動につなげることが重要です。
使い方・例文
資格試験まで残り一か月なのに勉強が進んでいないと気づき、焦りを感じて本腰を入れるのは、危機感が行動を変えた例です。
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