千夜一夜物語とは?
せんやいちやものがたり
千夜一夜物語とは、中東・インド・中央アジアなどの説話を集めたアラビア語の説話集で、シェヘラザードが王に夜ごと物語を語り続けるという枠組みで構成された作品です。
千夜一夜物語(ألف ليلة وليلة、アルフ・ライラ・ワ・ライラ)は、アラビア語で書かれた中東最大の説話集です。英語では「アラビアン・ナイツ(Arabian Nights)」とも呼ばれます。起源はインドやペルシャの説話にあり、アラブ世界で長い年月をかけて増補・改編されてきた集合的な作品です。
物語の枠組みは次のようなものです。女性に裏切られた怒りから、シャリヤール王は毎夜花嫁を娶っては翌朝処刑するようになります。賢明な宰相の娘シェヘラザード(シャフラザード)は自ら名乗り出て、毎夜話の途中で物語を打ち切り「続きは明晩」と引き延ばすことで処刑を免れ続けます。千夜一夜の後、王はその知恵と貞淑さに感動して妃として迎えます。
収録される主な物語には次のものがあります。
- アラジンと魔法のランプ
- アリ・ババと四十人の盗賊
- 船乗りシンドバッドの冒険
- アブー・ハサンの眠り
これらの物語は、バグダッドのアッバース朝時代の繁栄を背景に持つものが多く、商人・魔法・ジン(精霊)・異国の地が頻繁に登場します。ヨーロッパには18世紀初頭にフランス語訳を通じて伝わり、西洋の文学・芸術・映画に多大な影響を与えました。
使い方・例文
「まるで千夜一夜物語の世界のよう」という表現は、異国情緒あふれる豪華絢爛な場面や、次々と波乱が続く状況を形容する際に使われます。
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