千両とは?
せんりょう
千両とは、センリョウ科の常緑低木で、冬に赤や黄色の実をつけ、縁起物として正月飾りや生け花に広く用いられる植物です。
千両(せんりょう)は、センリョウ科センリョウ属の常緑低木で、学名をSarcandra glabraといいます。日本・中国・インド等のアジア各地に自生し、山地の林床など湿り気のある半日陰を好みます。
草丈は50〜100センチほどで、葉は光沢のある濃い緑色をしています。晩秋から冬にかけて葉の上部に鮮やかな赤色(稀に黄色)の小さな果実を房状につけるのが最大の特徴です。果実が葉の上に乗るように見えることが「千両」と同じくよく似た植物「万両」との識別点の一つであり、万両は葉の下に実をつけます。
「千両」「万両」という名は江戸時代の商人文化の中で縁起を担いで付けられたとされており、豊かさや富を象徴する植物として正月に欠かせない存在となりました。
- 正月飾り:門松・しめ縄・玄関の花材として使われる
- 生け花:冬から春にかけての花材として茶花や生け花に重宝される
- 切り花流通:花市場でも高値で取引される冬の定番花材
また、千両は薬用植物としての側面も持ち、漢方では全草または根茎を「草珊瑚(そうさんご)」と呼び、消炎・抗菌作用が期待される生薬として利用されてきた歴史があります。
使い方・例文
お正月の床の間に松と千両を合わせて生けると、赤い実が華やかさと縁起のよさを添えてくれます。
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