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加速度原理とは?

かそくどげんり

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加速度原理とは、消費需要増加率が高まると、設備投資がその変化に対してより大きな比率で変動するという経済理論です。

加速度原理(かそくどげんり)は、生産量や販売量の変化(増加率)が設備投資の規模に大きな影響を与えるという経済学上の法則です。需要が増えると企業は生産能力を拡大するために投資を行いますが、その投資量は需要の変化分に資本係数(資本ストックと生産量の比率)を掛けた大きさになるとされます。

重要なポイントは、需要の「水準」ではなく「変化」が投資を引き起こすという点です。たとえば消費が毎年一定量増加し続けている場合、設備投資は高水準で維持されます。しかし消費の増加ペースが鈍化すると、需要が増えているにもかかわらず設備投資は大幅に減少します。これが「加速度」という名称の由来です。

この原理が重要なのは、景気の増幅メカニズムを説明できる点にあります。

  • 需要増加→投資拡大→さらに需要拡大(好景気の加速)
  • 需要増加の鈍化→投資急減→景気後退の拡大

乗数効果と組み合わせた「乗数・加速度理論」は、景気循環のダイナミクスを説明するモデルとして経済学者ポール・サミュエルソンらによって発展しました。現実には、企業の期待・信用・在庫調整なども絡むため、理論通りに動くとは限りませんが、設備投資の変動が消費変動より大きい理由を理解する基本的枠組みとして今も参照されます。

使い方・例文

自動車の販売台数が毎年増加していた時期に自動車工場が次々建設されたのに、販売の伸びが鈍化した途端に新規工場建設が止まった、という現象は加速度原理の典型例です。

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