副とは?
そえ
「副」とは、茶道・生け花などの日本の芸道で、主役となる「真」や「主」に対して添え・補佐の役割をもつ様式や花材・道具の配置を指す言葉です。
副(そえ・ふく)は、日本の伝統芸術において主となるもの(真・主枝など)を補い、引き立てる役割をもつ要素や位置づけを指す言葉です。生け花・茶道・庭園などの芸道で多用されます。
生け花(池坊・草月流など各流派)において、花型(かけい)を構成する枝は役割ごとに名称が与えられています。最も重要な主枝(しゅし)を「真(しん)」、それを補う枝を「副(そえ)」または「副枝(ふくし)」、さらに添える枝を「体(たい)」や「流し(ながし)」などと呼ぶ流派もあります。副は真よりも短く、真を引き立てるように角度・向き・長さを調整します。
茶道においても道具の配置や点前の構成において主と副の関係性が意識され、道具同士が引き立て合うように選ばれます。また書道・庭園・建築の分野でも「主従の関係」として副の概念は機能します。
日本の美意識において、主となるものだけが際立っているのではなく、副がそれを引き立てることで全体の調和が生まれるという考え方が根底にあります。この主・副の調和は余白の美やわびさびの精神とも深く結びついています。
使い方・例文
「生け花で真枝をまっすぐ立てたら、副枝を少し右に傾けてバランスをとる」というように、花の構成や芸道の稽古の場面で使われる言葉です。
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