草月流とは?
そうげつりゅう
草月流とは、1927年に勅使河原蒼風が創始した現代的な生け花の流派で、伝統にとらわれない自由な表現を特徴とします。
草月流(そうげつりゅう)は、1927年(昭和2年)に勅使河原蒼風(てしがわらそうふう、1900〜1979年)によって創立されたいけばなの流派です。東京を本拠地とし、現在は世界100か国以上に支部・研究会を持つ国際的な団体に発展しています。
草月流最大の特徴は、「いけばなは植物だけで行うものではない」という自由な発想です。花・枝・草といった植物素材にとどまらず、金属・石・ガラス・プラスチック・紙など、あらゆる素材を用いた表現を認め、生け手個人の感性や創造性を最大限に尊重します。この姿勢は「草月スタイル」として国際的にも高く評価されています。
流派の主な特徴と歴史的歩みは以下のとおりです。
- 初代・勅使河原蒼風が既存の花道の様式に縛られない前衛的な表現を追求
- 2代・霞(かすみ)、3代・宏(ひろし)と世襲で家元が継承される
- 海外公演やワークショップを通じていけばなの国際化を推進
- 草月会館(東京・赤坂)が流派活動の拠点で、イサム・ノグチ設計の庭園でも知られる
草月流はいけばなを芸術表現のひとつとして捉え、現代アートや空間デザインとの融合も積極的に行っています。流派の学習は級位・段位制度で体系化されており、初心者から上級者まで幅広い層が学べる環境が整っています。
使い方・例文
美術館のエントランスや企業のロビーに大型のオブジェのような前衛的な生け花が飾られているとき、それが草月流の作品であることが多く、いけばなの固定観念を覆す表現として紹介されます。
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