凪とは?
なぎ
凪とは、風がほぼ完全に止まって海面や水面が穏やかになる現象で、朝凪・夕凪として日本の沿岸地域でよく知られています。
凪(なぎ)とは、風速がほぼゼロに近い状態が続き、海や湖の水面が鏡のように静まり返る気象・海洋現象です。無風またはそれに近い状態を指し、波がほとんど立たない穏やかな状態を表します。
凪が起こる代表的なしくみとして「朝凪」と「夕凪」があります。朝凪は日の出前後に陸風と海風の入れ替わりの間に生じる無風状態で、夜間に吹いていた陸風が弱まり、日中の海風へと切り替わる移行期に発生します。夕凪はその逆で、日中の海風が収まり夜間の陸風が始まる前の夕方に現れます。特に夏の夕凪は気温が高く湿度が高いことも重なって、日本では蒸し暑さを感じる時間帯として古くから知られています。
海の凪は漁師や船乗りにとって航海や漁の条件を左右する重要な要素であり、古来から気象の知恵として生活に根付いてきました。俳句や和歌などの文学でも「凪」は夏の季語として頻繁に用いられ、静寂や夏の情趣を表す言葉として親しまれています。また比喩的に、騒ぎが収まって物事が落ち着いた状態を「凪」と表現することもあります。
使い方・例文
夏の夕方、海辺で風がぴたりと止まり水面が一面に静かになった状態が夕凪で、涼しい風を待ちながら蒸し暑さをやりすごす時間として俳句にも詠まれてきました。
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