凍結割れ目とは?
とうけつわれめ
凍結割れ目とは、永久凍土地帯で地面が激しく収縮することで形成される亀裂で、地表に多角形の網目模様を描く地形の起点となります。
凍結割れ目(Ice-wedge crack / Frost crack)とは、極地や高山など永久凍土が発達する地域において、厳寒期に地表温度が急激に低下したとき、土壌が熱収縮して引っ張り応力を受けて割れる現象、またその結果生じる亀裂のことです。
形成のメカニズムは次の通りです。
- 冬季に気温が急低下すると、表層土が体積収縮して引張力が生じる
- 収縮に耐えられなくなった土壌が垂直方向に割れ、幅数ミリ〜数センチの亀裂が生まれる
- 春の融雪水や夏季の水分がその亀裂に浸透し、次の冬に再凍結・膨張する
- これを毎年繰り返すことで亀裂が拡大し、内部にくさび形の氷(アイスウェッジ)が形成される
凍結割れ目が地表に発達すると、上空から見ると地表面が多角形(多くは五〜六角形)のタイル状に分割された「多角形土(ポリゴナル・グラウンド)」と呼ばれる地形を形成します。これは極圏特有の景観のひとつです。
気候温暖化が進むと永久凍土の融解が加速し、アイスウェッジが溶けることで地盤沈下や熱喀食(サーモカルスト)地形が形成されるなど、環境問題との関連からも注目されています。
使い方・例文
シベリアやアラスカの低地では、衛星画像で見ると地表が亀甲状に区切られているように見えることがあります。これは凍結割れ目が長年にわたって発達した結果です。
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