典拠コントロールとは?
てんきょこんとろーる
典拠コントロールとは、図書館や文書館において人名・団体名・件名などの情報を一意に管理・統一するための仕組みです。
典拠コントロール(authority control)とは、図書館・文書館・博物館などの情報管理において、人名・団体名・地名・件名といった事項の表記を統一し、異なる表記が同一の概念を指すことを明確にするための管理手法です。
同一の人物や概念であっても、資料によって表記が異なる場合があります。たとえば同一著者が「田中太郎」「Taro Tanaka」「T. Tanaka」などと記される場合、これらを同一人物として結びつけ、検索や目録作成の精度を高めるのが典拠コントロールの目的です。
典拠コントロールの主な機能は以下のとおりです。
- 正式な典拠形(authorized form)の決定と記録
- 異形や異表記との関係付け(参照関係の設定)
- 典拠レコードの作成と共有
- 国際的な典拠データとの連携(VIAF・NDLなど)
日本では国立国会図書館が典拠データを整備・公開しており、全国の図書館が共有する基盤となっています。デジタル化が進む中で、典拠コントロールはリンクトデータや機関リポジトリとも連携し、情報資源の発見可能性を高める重要な基盤として位置づけられています。
使い方・例文
「著者名典拠ファイル」を参照することで、ペンネームと本名が同一人物であると確認でき、どちらの名前で検索しても同じ著作が見つかる場面で利用されます。
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