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入定とは?

にゅうじょう

入定とは、仏教において修行者が深い禅定(瞑想)の境地に入ること、また高僧が瞑想状態のまま命を絶ち即身仏となる行為を指します。

入定(にゅうじょう)は、仏教用語で大きく二つの意味を持ちます。一つは、修行者が深い禅定(ぜんじょう・瞑想)の境地に入ること。もう一つは、高僧が瞑想のまま入滅(命を終えること)する、いわゆる即身仏(そくしんぶつ)」になる行為を指します。

禅定の意味での入定は、仏教修行の根幹をなす実践です。雑念を断ち、精神を一点に集中させることで、悟りや解脱に近づくとされる瞑想の深い状態をいいます。釈迦が菩提樹の下で悟りを開いた際の状態も入定とされます。

一方、より広く知られるのは「即身仏」としての入定で、特に日本では真言密教の修行者が行ったものが有名です。修行者は長期間にわたって

  • 木の実や木皮など食事量を極限まで減らす「木食修行(もくじきしゅぎょう)」
  • 漆などを摂取して遺体の腐敗を防ぐ処置
  • 土中や石室の中で瞑想を続け入滅する
という過程を経ることで、肉体を保持したまま仏となることを目指しました。

山形県の出羽三山地方には多くの即身仏が残されており、注海上人・鉄門海上人などが有名です。これらの即身仏は現在も寺院に安置・公開されており、信仰の対象とともに歴史的・文化的な遺産として保護されています。入定は極めて厳しい修行の究極の形として、日本仏教史において独自の位置を占めています。

使い方・例文

「入定」は仏教・歴史・文化財の文脈で登場します。「出羽三山を訪れ、江戸時代の高僧が入定して残した即身仏を間近に拝観した」のように使われます。

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