傾斜量図とは?
けいしゃりょうず
傾斜量図とは、地表面の各地点における傾きの急さ(傾斜角または傾斜率)を色や濃淡で視覚的に表現した地図のことです。
傾斜量図とは、数値標高モデル(DEM)などの地形データをもとに、地表面の各地点における傾斜の大きさ(急峻さ)を計算し、その値を色彩や濃淡で表現した地図のことです。傾斜の単位には度(°)やパーセント(%)が用いられます。
傾斜量は、着目する地点とその周囲の標高差から算出されます。GISソフトウェアやリモートセンシング解析ツールを使えば、DEMから自動的に傾斜量図を生成することができます。一般的に急勾配の箇所は赤や濃い色で、緩やかな場所は青や薄い色で表現されることが多いです。
傾斜量図の主な利用場面は以下の通りです。
- 土砂災害(崩落・地すべり)の危険箇所の把握
- 農地の区画整理や耕作適性の評価
- 道路・鉄道・建設工事の路線選定
- 登山ルートの難易度評価
- 森林施業計画における作業の効率性評価
日本では国土地理院が公開している基盤地図情報DEMを用いた傾斜量図が広く利用されており、都道府県の地すべり・土砂災害警戒区域の設定などにも活用されています。平面的な地形把握と組み合わせることで、より立体的な地形理解が可能となります。
使い方・例文
土砂災害ハザードマップを作成する際、傾斜量図を用いて傾斜30度以上の急斜面を抽出し、崩落リスクが高い区域を特定するといった使い方がされます。
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