本文へスキップ

俳諧七部集とは?

はいかいしちぶしゅう

俳諧七部集とは、松尾芭蕉とその門弟たちが編んだ七つの俳諧撰集の総称で、蕉風俳諧の精華をまとめた重要な文学資料です。

俳諧七部集(はいかいしちぶしゅう)とは、松尾芭蕉およびその門人たちが編んだ七つの俳諧撰集の総称です。芭蕉の活動期間中から没後にかけて編纂され、蕉風俳諧の発展と変化を記録した貴重な文学資料群です。

七部集に含まれる撰集は以下の通りです。

  • 『冬の日』(1684年)――初期蕉風を示す最初の撰集、荷兮編
  • 『春の日』(1686年)――尾張の門人たちによる撰集
  • 『曠野(あらの)』(1689年)――荷兮編、「おくのほそ道」旅行前後の句を収録
  • 『ひさご』(1690年)――去来・凡兆ら編
  • 『猿蓑(さるみの)』(1691年)――去来・凡兆編、芭蕉晩年の「軽み」を示す最高傑作とされる
  • 『炭俵(すみだわら)』(1694年)――芭蕉没年の撰集、各務支考ら編
  • 『続猿蓑(ぞくさるみの)』(1698年)――芭蕉没後に去来ら編

なかでも『猿蓑』は俳諧七部集の中心的名著とされ、芭蕉の「軽み」の境地を示す句が多数収録されています。七部集全体を通じて読むことで、蕉風俳諧が初期の重厚な様式から晩年の軽やかな表現へと変化していく過程をたどることができます。

使い方・例文

「俳諧七部集は芭蕉の俳風の変遷を追う上で欠かせない資料であり、古典文学の研究授業や俳句を深く学ぶ場面で必ず参照される」のように登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語