低酸素血症とは?
ていさんそけっしょう
低酸素血症とは、血液中の酸素濃度(酸素分圧または酸素飽和度)が正常値を下回った状態のことです。
低酸素血症とは、動脈血中の酸素濃度が医学的に正常とされる基準を下回った状態を指します。具体的には、動脈血酸素分圧(PaO₂)がおよそ60mmHg未満、または酸素飽和度(SpO₂)が90〜92%未満を目安として診断されます。
主な原因は以下のように分類されます。
- 換気不全:肺が十分に膨らまず、酸素の取り込みが減少する状態(例:COPD、気管支喘息の重症発作)
- 拡散障害:肺胞から血液への酸素移行が妨げられる状態(例:間質性肺炎)
- 換気血流不均等:肺の換気と血流のバランスが崩れた状態(例:肺塞栓症)
- シャント:酸素化されていない血液が直接動脈に流入する状態(例:心臓の先天性疾患)
症状としては息切れ、頻呼吸、チアノーゼ(唇や爪の青紫色への変化)、意識障害などが現れます。重篤化すると臓器不全に至る可能性があるため、パルスオキシメーターによる継続的なモニタリングや、必要に応じた酸素投与・人工呼吸管理が行われます。
低酸素血症は低酸素症(組織への酸素供給不足)の主要な原因となりますが、両者は概念として区別されます。早期発見と原因疾患への適切な対処が予後改善の鍵となります。
使い方・例文
「高山病では低気圧環境で肺への酸素取り込みが減り、低酸素血症が生じることがある。」
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