伏字とは?
ふせじ
伏字とは、文章中で特定の文字を「○」や「×」「*」などの記号に置き換えて隠す表現手法で、検閲・配慮・演出など様々な目的で使われます。
伏字(ふせじ)とは、文章において特定の語句の一部または全部を「○」「×」「*」「●」などの記号や符号に置き換えて表記する手法です。読者に対して「そこに何らかの語句がある」ことは示しつつ、具体的な内容を隠すという効果を持ちます。
- 検閲・規制への対応:戦前・戦中の日本では出版物に対して軍や当局による検閲が行われ、不都合な語句が伏字に置き換えられた
- 差別的・不快な語句への配慮:侮辱的な言葉や差別語をそのまま記さないための配慮として使われる
- 固有名詞の隠蔽:実在の人物名・企業名・地名などを特定されないよう伏せる(「A社」「○○氏」など)
- 文学・演出上の効果:読者に想像の余地を与えたり、緊張感・神秘感を高める修辞的効果として意図的に使う
歴史的には、明治・大正・昭和初期の新聞・雑誌・書籍に伏字は頻繁に見られ、当時の社会状況や言論統制の度合いを研究するうえで重要な資料となっています。現代では検閲の意味合いは薄れているものの、インターネット上での不適切語の置き換え(「〇〇」「**」など)として伏字の慣習は生き続けています。
使い方・例文
雑誌のスキャンダル記事で実名を伏せる際に「○○氏」と表記したり、ネット掲示板で不適切語を「***」に置き換えるのが伏字の典型的な使い方です。
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