本文へスキップ

交通需要管理とは?

こうつうじゅようかんり

交通需要管理とは、道路の新設ではなく需要側への働きかけによって交通渋滞の緩和や環境負荷の軽減を図る政策・手法の総称です。

交通需要管理(TDM:Transportation Demand Management)は、道路や橋などの供給インフラを増やすのではなく、移動の需要そのものを調整・分散転換することで交通混雑や環境問題解決しようとするアプローチです。

従来の交通政策が「道路を増やして容量を拡大する」という供給拡大型だったのに対し、TDMは「需要の質・量・時間・手段を変える」ことで交通問題に対処します。特に都市部の慢性的な渋滞や大気汚染、CO2排出削減の観点から、1980年代以降に欧米で発展し、日本でも2000年代から本格的に導入されてきました。

交通需要管理の代表的な手法は以下のとおりです。

  • ロードプライシング(混雑時の道路課金)
  • パークアンドライド(郊外に駐車し公共交通で都心へ)
  • フレックスタイム・テレワークによるピーク分散
  • カーシェアリング・ライドシェアリングの促進
  • 自転車利用促進やMaaS(移動サービスの統合)

交通需要管理は、都市計画・環境政策・働き方改革と連携して総合的に進められることが多く、単一の施策ではなく複数の手段を組み合わせることで効果を発揮します。

使い方・例文

都市部の渋滞対策として、市が混雑区間の通行料を時間帯によって変動させるロードプライシングを導入するのは、交通需要管理の代表例です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語