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交絡因子とは?

こうらくいんし

交絡因子とは、原因結果両方に関連しているために見かけ上の因果関係を生み出したり隠したりする第三の変数で、疫学・統計研究の妥当性を損なう主な要因です。

交絡因子(こうらくいんし)は英語でConfounder(コンファウンダー)と呼ばれ、疫学統計学において非常に重要な概念です。研究で調べたい原因(曝露)」と「結果(アウトカム)」の両方に独立して関連しており、両者の間に見かけ上の関連(偽の因果関係)をもたらしたり、真の関連を見えにくくしたりする第三の変数のことです。

有名な例として「アイスクリームの販売量が増えると溺死者数が増える」というデータがあります。これは因果関係ではなく、「気温」という交絡因子が影響しています。気温が上がると両者がともに増えるため、見かけ上の相関が生じているのです。

医学研究における交絡の代表例として次のものがあります。

  • 「喫煙者は飲酒量が多い」ため、喫煙と健康への影響を調べる研究で飲酒が交絡する
  • 「年齢が高いほど運動量が少なく、かつ生活習慣病リスクが高い」ため、運動と疾患の関連で年齢が交絡する
  • 社会経済的地位が健康状態と多くの行動要因の両方に関連する

交絡因子の影響を除く方法として、ランダム化比較試験(RCT)では割付けをランダムにすることで交絡を均等化します。観察研究では、多変量解析・層別解析・傾向スコアマッチングなどの統計的手法で交絡を調整します。研究を読む際も「どんな交絡因子が存在しうるか」を意識することが批判的吟味の鍵です。

使い方・例文

交絡因子は「コーヒーを飲む人は心臓病になりにくい」という研究結果が報告された際、喫煙者ほどコーヒーを飲まない傾向があり、喫煙が心臓病を増やしているだけではないかと疑われるような場面で問題になります。

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