乳房再建術とは?
にゅうぼうさいけんじゅつ
乳房再建術とは、乳がんなどで乳房を切除した後に、自家組織や人工物を使って乳房の形を再建する外科的手術です。
乳房再建術は、乳がんの治療として乳房切除術を受けた患者に対し、失われた乳房の形態を外科的に復元する手術の総称である。身体的な変化による精神的苦痛を軽減し、生活の質(QOL)を向上させることを目的とする。日本では2013年に保険適用が拡大され、多くの症例で保険診療が可能になった。
再建の時期による分類は以下のとおりである。
- 一次再建(即時再建):乳房切除と同時に再建手術を行う
- 二次再建(遅延再建):乳房切除後、放射線治療などが終了してから再建する
再建方法による分類は以下のとおりである。
- 人工物(インプラント)再建:シリコンゲル充填インプラントを用いる。皮膚の拡張にエキスパンダーを使うことが多い
- 自家組織再建:腹部の腹直筋皮弁(TRAM法)、背中の広背筋皮弁など患者自身の組織を移植する
- 脂肪注入:自己脂肪を吸引して乳房に注入する
術後は乳頭・乳輪の再建も行われることがある。放射線治療の既往がある場合はインプラントトラブルのリスクが高まるため、術式の選択に影響する。担当医との十分な相談と遺伝カウンセリングが意思決定において重要である。
使い方・例文
「乳がんで全摘手術を受けた後、自家組織を使った乳房再建術を受けて左右のバランスを取り戻した」という文脈で登場する。
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