丸山眞男とは?
まるやままさお
丸山眞男とは、20世紀日本を代表する政治学者・思想史家で、日本の近代化と民主主義、ファシズムを鋭く分析したことで知られます。
丸山眞男(まるやままさお、1914〜1996年)は、東京帝国大学(現・東京大学)法学部で政治学・政治思想史を専門とした日本を代表する知識人です。戦後日本の思想界に多大な影響を与え、その著作は今日も広く読み継がれています。
丸山の学問的業績の中心は、日本の政治思想史の体系的な分析にあります。1946年に発表した論文「超国家主義の論理と心理」では、戦時中の日本のファシズムを西洋のファシズムと比較しながら、天皇制国家体制のもとで責任の主体が曖昧化する「無責任の体系」として解明しました。主著『日本政治思想史研究』(1952年)では江戸時代から近代にかけての思想的変容を詳細に跡づけました。
丸山の問題意識の核心には「近代的自我」の確立があります。日本社会において自律的な個人が育ちにくい要因を歴史的・構造的に考察し、民主主義の定着には主体的市民意識の形成が不可欠だと論じました。戦後民主主義の可能性を積極的に擁護した点でも注目されます。
1960年の安保闘争では知識人として市民運動に関与し、その後も憲法・平和問題について発言を続けました。晩年の講義録やインタビューも重要な思想的遺産として残されています。
使い方・例文
日本近現代の政治思想や民主主義を論じる文脈では、丸山眞男の「超国家主義の論理と心理」や「無責任の体系」という概念が頻繁に引用されます。
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