丸に蛇の目とは?
まるにじゃのめ
丸に蛇の目とは、大小二つの同心円の間を塗りつぶし、蛇の目のように見える意匠を基本とした日本の家紋です。
丸に蛇の目(まるにじゃのめ)は、大小二重の同心円の間(リング部分)を黒く塗りつぶし、中央を白く抜いたデザインの家紋です。この図案が蛇の目(じゃのめ)に似ていることから「蛇の目紋」と呼ばれ、それをさらに大きな丸の輪郭線で囲んだものが「丸に蛇の目」です。
蛇の目模様は古来から日本で用いられてきた意匠で、魔除け・邪気払いの力があると信じられていました。蛇は脱皮を繰り返すことから再生・不死の象徴でもあり、その目の模様には神秘的な力が宿るとも考えられていました。
家紋としての蛇の目紋は、戦国時代から江戸時代にかけて武家・商家問わず使用されました。特に鑑定や製造業に関わる職人・商人の家が好んで用いた例があります。また、蛇の目紋は和傘の模様としても有名で、「蛇の目傘」という名称は大小の円が作る輪模様に由来します。
この紋を使用した代表的な家系としては、加藤氏・大谷氏などが挙げられます。シンプルながら視認性が高く、遠目にも判別しやすいデザインであることが武具・旗指物への使用に適していました。現代では伝統工芸品の意匠や家紋グッズのデザインとして目にすることがあります。
使い方・例文
和傘の「蛇の目傘」の柄として、また武家屋敷の門や陣羽織のデザインとして登場することが多く、歴史資料や時代劇でも見られます。
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