丸に桐とは?
まるにきり
丸に桐とは、桐の葉と花を円形の輪の中に収めたデザインの家紋で、日本を代表する紋章の一つとして武家・公家・商家に広く用いられてきました。
丸に桐(まるにきり)とは、桐の葉・花穂・実を図案化した「桐紋」を円形(丸)の輪の中に収めた家紋です。日本の家紋の中でも最も知名度が高い部類に属し、武家・公家・商家を問わず広く使用されてきた歴史を持ちます。
桐紋の歴史は古く、平安時代には皇室の象徴として用いられていました。室町時代以降、天皇から足利将軍家へと下賜され、さらに将軍が臣下の功績を称えて桐紋の使用を許可する「紋下賜」の慣習が広まりました。その結果、桐紋は特に権威ある紋として全国に普及しました。
丸に桐の図案は、桐紋の種類によってさらに細かく分類されます。
- 五三桐(ごさんのきり):三枚の葉と、5・3・5本の花穂を持つ基本形
- 五七桐(ごしちのきり):5・7・5本の花穂を持つ、より格式高い形
- 丸に五三桐・丸に五七桐など外輪の有無による派生
現代では日本国政府の紋章として五七桐が公式に使用されており、内閣総理大臣の紋章や日本国旅券の表紙にも採用されています。家紋としては多くの家が使用する「通紋」的な性格も持ち、現在も全国各地の旧家・商家の家紋として受け継がれています。
使い方・例文
丸に桐の家紋は和服の留め袖や葬儀の幕など、改まった場面で目にすることが多く、現代の日本国パスポートの表紙にも同系統の桐紋が使われています。
この用語をシェア
最終更新: