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中心体とは?

ちゅうしんたい

中心体とは、動物細胞に存在する細胞小器官で、細胞分裂の際に染色体を引き分ける紡錘糸の形成を担います。

中心体(ちゅうしんたい)は、真核生物の細胞に存在する細胞小器官の一つで、英語では「centrosome(セントロソーム)」と呼ばれます。主に動物細胞に見られ、細胞分裂において重要な役割を果たします。

構造的には、中心粒(ちゅうしんりゅう)と呼ばれる2本の筒状の構造体(母中心粒と娘中心粒)が直角に組み合わさって中心をなし、その周囲を「中心体基質(PCM:周辺中心体基質)」というタンパク質の集合体が取り囲んでいます。中心粒は9組の微小管三連体から構成されており、微小管の形成・組織化を制御する微小管形成中心(MTOC)として機能します。

細胞分裂が始まると、中心体はまず複製されて2つになります。その後、それぞれが細胞の両極へ移動し、両極から伸びる紡錘糸(紡錘体)を形成します。この紡錘糸が染色体のセントロメア部分に結合し、複製された染色体を正確に2つの娘細胞へ均等に引き分ける役割を担います。

植物細胞には中心体がなく、植物は別のメカニズムで紡錘体を形成します。また中心体の機能異常は染色体の不均等分配を引き起こし、がん細胞の形成に関連することが知られています。

使い方・例文

生物の授業で細胞分裂(体細胞分裂・減数分裂)を学ぶ際に登場します。「中心体が複製されて両極に移動し、紡錘糸を伸ばして染色体を引き分ける」という流れで説明されます。

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