中子とは?
なかご
中子とは、鋳物の内部に空洞を作るために使われる砂型の部品で、型の中に組み込んで使用する砂製の中型(なかがた)のことです。
中子(なかご・ちゅうこ)とは、鋳造(いもの)において製品の内部に空洞や複雑な穴を形成するために、主型(外型)の内側に配置する砂製の型のことです。主型だけでは作れない中空構造・貫通穴・入り組んだ内部形状を実現するための中型(なかがた)とも呼ばれます。
鋳造の工程では、まず外形を決める主型を作り、その中に中子をセットします。溶融した金属(溶湯)を型に流し込むと、主型と中子の隙間の形状が製品の形として固まります。凝固後に外型と中子を取り除くことで、中空の鋳造品が完成します。中子は溶湯を流し込む際の高温・高圧に耐えるとともに、凝固後には崩壊して取り出しやすいことが求められます。
- 砂中子:けい砂に結合剤を加えて固めた最も一般的な種類
- シェル中子:フェノール樹脂でコーティングした砂を熱で硬化させたもの、寸法精度が高い
- コールドボックス法:常温で硬化するガス硬化型の中子製造法
中子が使われる身近な製品としては、自動車エンジンのシリンダーブロック・排気マニホールド・水道のバルブ・水栓金具など、内部に複雑な流路や空洞を持つ金属部品が挙げられます。
近年は3Dプリンティングを活用した砂型・中子の製造も実用化が進んでおり、試作品や少量生産における複雑形状の対応が容易になっています。また、「中子」は水引細工や漆器など伝統工芸の一部でも、芯材・中の詰め物の意味で使われることがあります。
使い方・例文
自動車エンジンのシリンダーブロックのように内部に複雑な水路や空洞がある金属部品を製造する際に、中子が型の中に組み込まれて内部の空洞形状を作り出します。
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