上腕骨とは?
じょうわんこつ
上腕骨とは、肩と肘の間にある腕の骨で、肩関節と肘関節の両方を構成する人体で最も大きな上肢の骨です。
上腕骨(じょうわんこつ、英: humerus)は、肩甲骨・鎖骨と連結する肩関節から肘関節までの上腕部に位置する長骨です。成人では平均30〜35センチメートル程度の長さがあり、上肢の中で最も大きな骨として腕全体の動きを支えています。
構造的には上端・骨幹・下端の3部に分けられます。上端には半球状の骨頭があり、肩甲骨の関節窩と組み合わさって肩関節(球関節)を形成します。この関節は人体で最も可動域が広く、前後・左右・回旋など多彩な動きを可能にしています。下端は扁平になっており、橈骨・尺骨と組み合わさって肘関節を形成します。
骨幹の外側面には橈骨神経溝が走っており、橈骨神経がここを通過します。そのため上腕骨骨幹部の骨折では橈骨神経麻痺が合併しやすく、手首や指が垂れ下がる「下垂手」を生じることがあります。
上腕骨の主な骨折部位としては、骨頭・外科頚(高齢者に多い)・骨幹部・顆上骨折(小児に多い)などがあります。治療は転位の程度によって保存療法か手術療法が選択され、整形外科領域では頻度の高い骨折の一つです。
使い方・例文
野球の投球動作では上腕骨に大きな回旋ストレスがかかるため、投手は上腕骨頭の疲労骨折に注意が必要です。また高齢者が転倒して手をついた際、上腕骨外科頚骨折が生じることがよくあります。
この用語をシェア
最終更新: