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三島由紀夫とは?

みしまゆきお

三島由紀夫とは、戦後日本を代表する小説家・劇作家で、国際的評価も高い純文学作品を多数残しながら、1970年に自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自決した人物です。

三島由紀夫(みしまゆきお、1925〜1970年)は本名・平岡公威(ひらおかきたけ)。東京帝国大学法学部を卒業後に大蔵省勤務を経て専業作家となり、詩・小説・戯曲・評論と幅広い分野で活躍した昭和を代表する文学者です。

主要作品として、自伝的色彩の濃い長編『仮面の告白』(1949年)で文壇的地位を確立し、その後『潮騒』『金閣寺』『鏡子の家』などを発表しました。晩年の集大成となる四部作『豊饒の海』(「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」)は1965年から1970年にかけて書き継がれ、輪廻転生と日本的美意識を主題とした壮大な作品として知られています。

文学的特徴として、古典的・耽美的な文体と強烈な死のイメージ、男性美・肉体への傾倒が挙げられます。ノーベル文学賞の候補となったとも伝えられており、川端康成とともに日本文学の国際的認知に貢献しました。

1968年には私設軍事組織「楯の会」を結成し、天皇制・武士道精神に基づく民族主義的思想を深めました。1970年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で隊員に決起を呼びかけるクーデター的行動(三島事件)を起こし、その後割腹自決しました。この最期は文学と政治・思想・行動の一体化として今なお論議を呼んでいます。

使い方・例文

国語の授業や文学史の文脈で「戦後日本を代表する作家」として取り上げられるほか、映画・舞台化された作品も多く、「三島由紀夫の最高傑作は『金閣寺』だ」のような形で言及されます。

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