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堀辰雄とは?

ほりたつお

堀辰雄とは、大正から昭和初期に活躍した小説家で、ヨーロッパ文学の影響を受けた繊細な抒情的散文で知られます。

堀辰雄(ほり たつお、1904〜1953)は大正・昭和期に活躍した小説家・詩人です。東京生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)国文科でフランス文学に深く親しみマルセル・プルーストジャン・コクトーなどのモダニズム文学から強い影響を受けました。

室生犀星・川端康成らに師事し、1930年代から精力的に作品を発表します。代表作のひとつ『風立ちぬ』(1936〜38年)は、結核を患う婚約者とともに高原のサナトリウムで過ごした体験をもとにした、死と生と愛をテーマにした作品で、「風立ちぬ、いざ生きめやも」という一節はポール・ヴァレリーの詩からの引用として知られています。宮崎駿監督のアニメ映画(2013年)がこの作品にインスパイアされたことで、現代の若い世代にも広く名前が知られるようになりました。

他の代表作には、中世日本の物語世界を独自に再解釈した『かげろふの日記(遺文)』(1936年)、清少納言と藤原道長の時代を描く『大和路・信濃路』などがあります。作風全体を通じて、死の影に隣接した繊細な抒情と精緻な文体が特徴であり、「日本のプルースト」とも評されます。

長く結核と闘い続けた堀辰雄は、軽井沢・追分での療養生活を好み、信州の自然を愛しました。48歳で没した後も、その文学は日本の近代文学における重要な一角を占めています。

使い方・例文

堀辰雄は「『風立ちぬ』の原作を調べたい」「昭和初期の純文学作家を知りたい」「日本とフランス文学の影響関係を学んでいる」という場面で登場します。

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