一般相対性理論の場の方程式とは?
いっぱんそうたいせいりろんのばのほうていしき
一般相対性理論の場の方程式とは、アインシュタインが導いた、時空の曲がりと物質・エネルギーの分布の関係を記述する方程式です。
一般相対性理論の場の方程式(アインシュタイン方程式とも呼ばれます)は、1915年にアルベルト・アインシュタインが完成させた方程式で、物質やエネルギーの分布によって時空がどのように歪むかを数学的に記述します。一般相対性理論の核心をなす方程式です。
方程式の本質的な意味は「物質・エネルギーが時空を曲げ、その曲がった時空が物質の運動(重力)を決める」というものです。アインシュタインはこの関係をテンソルという数学的道具を用いて表現しました。方程式の左辺は時空の幾何(曲率)を、右辺は物質とエネルギーの分布(エネルギー・運動量テンソル)を表しています。
アインシュタイン方程式から導かれる重要な予測と応用には次のものがあります。
- 重力波:質量を持つ天体の運動によって時空に生じる波動(2015年に初観測)
- ブラックホール:極端に密度が高く時空が激しく歪んだ天体
- 宇宙の膨張:宇宙全体のスケールでの時空の変化を記述(ビッグバン宇宙論の基礎)
- 光の曲がり:太陽の近くを通る光が重力によって曲がる現象(1919年の日食観測で確認)
- GPSの補正:人工衛星の時計は地上より相対論的効果で進み方が異なるため、この補正が必要
方程式はニュートンの万有引力の法則を低速・弱重力の極限で再現しつつ、それをはるかに超えた状況にも適用できます。現代の天文学・宇宙論・重力物理学の基盤として今日も活躍しています。
使い方・例文
ブラックホールや宇宙の膨張、重力波を理論的に記述する際にアインシュタインの場の方程式が使われます。GPS衛星の時計補正にも一般相対性理論の補正が実際に組み込まれています。
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