ヴォルフガング・シュッセルとは?
ゔぉるふがんぐしゅっせる
ヴォルフガング・シュッセルとは、オーストリアの政治家で、2000年から2007年まで首相を務め、右派ポピュリスト政党との連立を組んだことで欧州の議論を呼んだ人物です。
ヴォルフガング・シュッセル(Wolfgang Schüssel、1945年生まれ)は、オーストリアの政治家で、オーストリア国民党(ÖVP)に属します。長年にわたり経済相・外務相を歴任し、EU拡大交渉でも活躍しました。
2000年2月、国民党がイェルク・ハイダー率いる自由党(FPÖ)と連立政権を樹立したことで大きな国際的注目を集めました。FPÖは移民排斥や民族主義的傾向で知られる右派ポピュリスト政党であり、EU加盟国14カ国がオーストリアに対して外交的制裁を発動する異例の事態となりました。シュッセルはこれらの圧力に屈せず政権を維持し、約7カ月後に制裁は解除されました。
シュッセル首相政権期(2000〜2007年)の主な施策は以下のとおりです。
- 年金改革や社会保障の見直し
- 行政のスリム化と財政健全化の推進
- EUの2004年東方拡大への積極的関与
2007年の連立交渉の失敗により国民党は野党に転じ、シュッセルも党首を退きました。極右政党との連携という選択は賛否を呼びましたが、後の欧州各国における右派ポピュリスト政党の連立参加の先例として頻繁に引用されます。
使い方・例文
シュッセルが率いる国民党と自由党の連立政権発足は、EU諸国が加盟国の国内連立に対して集団的な外交制裁を科した初めての事例として、欧州政治の教科書で取り上げられます。
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