ヴァーツラフ・クラウスとは?
ゔぁーつらふくらうす
ヴァーツラフ・クラウスとは、チェコの経済学者・政治家で、チェコスロバキア解体後のチェコ共和国で首相および大統領を務め、欧州統合に懐疑的な立場で知られた人物です。
ヴァーツラフ・クラウス(Václav Klaus、1941年生まれ)は、チェコの経済学者・政治家です。プラハ出身で、共産主義体制下でも経済学の研究を続け、1989年のビロード革命後に急速に政治的影響力を高めました。
クラウスは市場経済移行の推進者として頭角を現し、民主市民党(ODS)を設立。1992年から1997年まで首相を務め、チェコスロバキアのチェコ・スロバキア分離(いわゆる「ビロード離婚」)を平和裏に実現したことでも知られています。2003年から2013年まではチェコ共和国大統領を二期にわたり務めました。
クラウスの政治的立場と特徴は以下の通りです。
- 欧州連合の統合深化やユーロ導入に対して批判的・懐疑的な姿勢を一貫して維持
- リスボン条約への署名を最後まで渋るなど、国内外で物議を醸す行動
- 気候変動懐疑論を公言し、環境政策への批判を展開
- 市場自由主義に基づく経済政策の旗手として保守派から支持を集める
大統領退任後も公の場で積極的に発言を続けており、チェコ国内だけでなく欧州の保守・右派ネットワークにおいて影響力を持つ人物として知られています。
使い方・例文
「クラウス前大統領はEUの権限拡大に繰り返し警鐘を鳴らしており、チェコにおける欧州懐疑論の象徴的存在として引き合いに出される」のように、欧州政治の文脈で用いられます。
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