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ロマン主義絵画とは?

ろまんしゅぎかいが

ロマン主義絵画とは、18世紀末から19世紀にかけてヨーロッパで興隆した、感情・個性・自然の壮大さを重視した絵画の潮流です。

ロマン主義絵画は、18世紀末から19世紀半ばにかけヨーロッパを席巻した芸術運動の一翼を担うジャンルです。啓蒙主義や産業革命の合理主義への反動として生まれ、人間の感情・直観・個性、そして自然の雄大さや神秘を主題に据えました。

古典主義が規則・均整・理性を重んじたのに対し、ロマン主義絵画は自由な構図と激烈な色彩・筆致を用いて、観る者の心を揺さぶることを目指しました。主要な特徴として以下が挙げられます。

  • 激しい感情表現と動的な構図
  • 自然の壮大さ(嵐・山岳・海)への賛美
  • 中世・東洋・異国情緒への憧憬
  • 英雄や革命、民衆の苦しみを主題とした歴史画・政治画
  • 孤独・憂愁・崇高(サブライム)の表現

代表的な画家として、フランスのウジェーヌ・ドラクロワ(「民衆を率いる自由の女神」)、テオドール・ジェリコー(「メデュース号の筏」)、ドイツのカスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(「霧の海の旅人」)、イギリスのJ・M・W・ターナーらが挙げられます。

ロマン主義絵画は後の印象派や象徴主義にも影響を与え、「芸術家の内面表現」という近代美術の根本的な考え方を確立する上で重要な役割を果たしました。

使い方・例文

ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」は、フランス七月革命をテーマに民衆の情熱と革命の熱狂を描いたロマン主義絵画の代表作です。荒々しい筆致と劇的な構図がロマン主義の特徴をよく示しています。

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