ロバート・ムガベとは?
ろばーとむがべ
ロバート・ムガベとは、ジンバブエの独立運動を主導した後に長期政権を担った政治家で、解放の英雄から独裁者へと評価が大きく変わった人物です。
ロバート・ムガベ(Robert Gabriel Mugabe, 1924〜2019年)は、ジンバブエの政治家です。南ローデシア(現ジンバブエ)生まれで、教師として活動後に民族解放運動に参加し、ジンバブエ・アフリカ民族同盟(ZANU)の指導者として白人少数支配に対する武装闘争を指揮しました。
1980年にジンバブエが独立すると初代首相となり、1987年以降は大統領として国家を率いました。独立当初は白人と黒人の融和を掲げ、教育・医療の拡充で一定の評価を得ましたが、1990年代以降は統治が急速に悪化しました。
ムガベ政権後期の問題点は以下のとおりです。
- 白人農場主から土地を強制収用する「土地改革」による農業生産の崩壊
- 世界最高水準のハイパーインフレ(2000年代に数億パーセント台に達した)
- 反体制派への弾圧・拷問・選挙不正
- 経済的孤立と国際的制裁の招致
2017年、軍によるクーデターで事実上失脚し37年間の政権が終焉。同年辞任し、翌2019年に95歳で死去しました。アフリカの解放運動の英雄として称えられた一方で、権威主義と経済破綻の象徴としても語られ、その評価は大きく二分されています。
使い方・例文
アフリカの政治や経済崩壊の事例を扱う国際関係・経済の授業では、ハイパーインフレと土地政策の失敗の典型例としてロバート・ムガベ政権が取り上げられます。
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