ロバート・バーンズ・ウッドワードとは?
ろばーとばーんずうっどわーど
ロバート・バーンズ・ウッドワードは、クロロフィルやビタミンB12など複雑な天然有機化合物の全合成を成功させ、ノーベル化学賞を受賞した20世紀最大の有機化学者です。
ロバート・バーンズ・ウッドワード(Robert Burns Woodward、1917〜1979年)は、アメリカ出身の有機化学者で、20世紀において最も影響力ある化学者の一人とされています。1965年にノーベル化学賞を受賞しており、その受賞理由は有機合成化学への卓越した貢献です。
ウッドワードの最大の特徴は、極めて複雑な構造を持つ天然有機化合物を人工的に合成(全合成)する能力にありました。彼が成し遂げた全合成の数々は、当時の化学技術の限界を大きく超えるものとして世界に衝撃を与えました。
主な全合成業績は以下の通りです。
- キニーネの全合成(1944年)
- コレステロールの全合成(1951年)
- クロロフィルの全合成(1960年)
- ビタミンB12の全合成(1972年、ロアルド・ホフマンとの共同)
また、ビタミンB12合成の研究過程で共同研究者のロアルド・ホフマンとともに「ウッドワード=ホフマン則」を提唱し、有機化学反応の対称性理論を確立しました。この理論は有機合成の設計を根本から変えるものであり、化学史上最も重要な理論の一つです。その圧倒的な業績から「有機化学の神様」とも称されています。
使い方・例文
「ウッドワードによるクロロフィルの全合成は、当時の有機化学者が不可能と考えていた分子を実験室で作り上げた偉業として語り継がれている」という文脈で登場します。
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