ロバート・グレーヴズとは?
ろばーとぐれいゔず
ロバート・グレーヴズは、第一次世界大戦の回顧録『さらば、これらすべて』と歴史小説『私、クラウディウス』で知られるイギリスの詩人・小説家です。
ロバート・グレーヴズ(Robert Graves、1895〜1985)は、イギリスの詩人・小説家・評論家です。ロンドン生まれで、オックスフォード大学に進む前に第一次世界大戦に従軍し、ソンムの戦いなど激戦に参加しました。この体験が生涯の文学的源泉の一つとなっています。
戦争回顧録『さらば、これらすべて(Goodbye to All That)』(1929年)は、自伝的な手法で塹壕戦の実態・戦後の苦悩・英国社会への幻滅を率直に描き、第一次世界大戦文学の重要作品とされています。
歴史小説では『私、クラウディウス(I, Claudius)』(1934年)と続編『神クラウディウス』が代表作です。ローマ皇帝クラウディウスの一人称で描かれたこの作品は、ローマ帝政初期の宮廷の陰謀・暴力・権力闘争をリアルに再構築したもので、1970年代にBBCのテレビドラマ化もされて世界的に有名になりました。
詩人としては「白い女神」をテーマにした神話的・象徴的な詩群が知られており、詩論書『白い女神』(1948年)で詩の本質についての独自理論を展開しました。長くスペインのマヨルカ島に住み、亡くなるまで創作を続けました。
使い方・例文
「古代ローマ史に興味を持った人が、堅い歴史書の前にグレーヴズの『私、クラウディウス』で人物関係を把握するというアプローチはよく勧められます。」
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