ロバート・ウッドワードとは?
ろばーとうっどわーど
ロバート・ウッドワードとは、20世紀を代表するアメリカの有機化学者で、複雑な天然有機化合物の全合成を次々と達成しノーベル化学賞を受賞した人物です。
ロバート・バーンズ・ウッドワード(1917〜1979年)は、アメリカのボストン生まれの有機化学者です。マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得し、後にハーバード大学の教授として長年にわたり研究を続けました。
ウッドワードの最大の業績は、天然有機化合物の全合成です。当時「合成不可能」とされていた複雑な構造を持つ化合物を次々と人工的に合成することで、有機化学の可能性を大幅に広げました。主な合成達成例には以下があります。
- キニーネ(1944年)
- コレステロール・コルチゾン(1950年代)
- ストリキニーネ(1954年)
- クロロフィル(1960年)
- ビタミンB12(1973年、エッシェンモーザーと共同)
これらの業績により1965年にノーベル化学賞を受賞しました。また、有機化学反応の立体選択性を記述する「ウッドワード・ホフマン則」を共同提唱したことでも知られています。その精巧な論理的思考と合成設計の美しさは、現代有機合成化学の基盤を築きました。
使い方・例文
化学の教科書や講義で、「ウッドワードの全合成の業績は現代有機化学の出発点だ」と紹介される場面や、天然物合成の歴史を語る文脈で登場します。
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