ロストロポーヴィチとは?
ろすとろぽーゔぃち
ロストロポーヴィチは、20世紀を代表するロシア出身のチェロ奏者・指揮者で、その卓越した技巧と芸術性から「チェロの神様」とも称される巨匠です。
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Mstislav Rostropovich、1927〜2007年)は、ロシア(旧ソ連)出身のチェロ奏者・指揮者で、20世紀クラシック音楽界最大の演奏家のひとりとして広く認められています。
幼少期から神童として頭角を現し、モスクワ音楽院でチェロと作曲を修めました。その圧倒的な技巧と豊かな音楽表現は、同時代の作曲家たちを強く惹きつけました。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ブリテンら多くの著名作曲家が、ロストロポーヴィチのために新作を書き下ろしており、チェロのレパートリー拡大に多大な貢献をしました。
ソ連時代には反体制的な詩人アレクサンドル・ソルジェニーツィンを自宅に匿ったことで当局の圧力を受け、1974年に事実上の国外追放となりました。その後は西側諸国で活動を続け、ワシントン・ナショナル交響楽団の音楽監督も務めました。1989年のベルリンの壁崩壊の際には壁の前でチェロを演奏し、その映像は歴史的な場面として世界中に伝えられました。
1990年にソ連市民権が回復され、晩年まで精力的に演奏・指揮活動を行いました。芸術と人権への揺るぎない姿勢で、音楽を超えた存在として記憶されています。
使い方・例文
チェロの演奏技術や20世紀の演奏家史を語る際、あるいはソ連時代の文化・政治について議論するときにロストロポーヴィチの名が挙がります。
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