レオポルト2世 (神聖ローマ皇帝)とは?
れおぽるとにせい
レオポルト2世とは、18世紀末のハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝で、啓蒙専制君主として知られ、フランス革命期の激動の中で短い治世を送った君主です。
レオポルト2世(1747〜1792年)は、神聖ローマ帝国の皇帝(在位1790〜1792年)であり、ハプスブルク=ロートリンゲン家の皇帝です。マリア・テレジアとフランツ1世の息子として生まれ、兄ヨーゼフ2世の死後に皇位を継承しました。
皇帝になる以前、レオポルトはトスカーナ大公として25年以上にわたり統治し、農業改革・司法制度の近代化・死刑廃止などを実現した啓蒙的な改革者として名声を得ていました。皇帝即位後は、兄ヨーゼフ2世の急進的な改革に対する各地の反発を抑えつつ、改革路線を修正するという難しい舵取りを迫られました。
フランス革命が勃発し、姉マリー・アントワネットがフランス王妃として窮地に立つ中、レオポルト2世はプロイセンとともに「ピルニッツ宣言」を発し、フランス革命への干渉を示唆しました。これは後のフランス革命戦争の遠因となりました。
主な特徴と評価は以下のとおりです。
- トスカーナ大公時代の先進的な改革実績
- 死刑廃止など人道的政策の先駆者
- フランス革命に対する慎重かつ現実的な外交姿勢
- わずか2年で急逝したため、その可能性を十分に発揮できなかった君主
使い方・例文
ヨーロッパ史でフランス革命期を学ぶ際、レオポルト2世は「ピルニッツ宣言」の発令者として、また革命に翻弄されたハプスブルク家の君主として登場します。
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