ルームトーンとは?
るーむとーん
ルームトーンとは、室内の無音状態で収録される環境音のことで、映像・音声制作において編集の土台となる重要な音素材です。
ルームトーン(Room Tone)とは、録音現場において、人が話したり動いたりしていない状態で収録される「その場所固有の環境音」のことです。一見「無音」に思えますが、実際にはエアコンの低いうなり、外からの遠い車の音、建物の振動など、場所ごとに異なるわずかな音が常に存在しています。
映像・音声制作においてルームトーンを収録しておく目的は、主に編集段階での「つなぎ目」を自然に聞こえさせることにあります。会話の合間のカット部分や、不要な音が混入したセクションを差し替える際、ルームトーンを敷くことで無音の不自然な「穴」が生まれず、音の連続性を保てます。
収録の手順としては、本番の撮影・収音が終わった後、その場所で30秒から1分程度、全員が静止した状態でマイクを回し続けるのが一般的です。
- 映画やドラマの撮影現場では必須の工程とされている
- ドキュメンタリーや取材映像の編集でも活用される
- 音楽レコーディングでは「アンビエンス」とも呼ばれる
- 収録忘れは編集段階で大きな手戻りを招く
ポストプロダクションの現場では、ルームトーンの有無が仕上がりのクオリティを大きく左右します。視聴者が意識することはほとんどありませんが、ルームトーンが丁寧に処理された作品は音の流れが自然で、没入感が高まります。
使い方・例文
インタビュー映像の編集時に、回答の途中の「えー」という言葉を削除する際、その部分にルームトーンを当てることで、不自然な無音や音の断絶が生じないようにする場面で登場します。
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