ルンガ・パウザとは?
るんがぱうざ
ルンガ・パウザとは、音楽用語でイタリア語の「長い休止」を意味し、楽譜上で通常より長い沈黙を指示する記号や表現です。
ルンガ・パウザ(lunga pausa)はイタリア語で「長い休止(ロング・ポーズ)」を意味する音楽用語です。楽譜において演奏者に通常の休符より顕著に長い沈黙をとるよう指示するときに使われます。
一般的な休符は四分休符・二分休符・全休符などのように拍数が明確に定められていますが、ルンガ・パウザは厳密な拍数を指定せず、指揮者や演奏者の判断に委ねた「感覚的な長さの休止」を求める点が特徴です。フェルマータ(音符や休符の上に付く延長記号)と組み合わせて記譜されることもあります。
この用語が効果的に使われる場面には次のようなものがあります。
- 楽章と楽章の間に設けられる印象的な沈黙
- クライマックス直前の緊張感を高める間
- 感情的な転換点における劇的な区切り
- 観客・聴衆に余韻を味わわせるための効果的な無音
ロマン派以降の管弦楽曲や現代音楽において特によく見られ、マーラーやブルックナーの交響曲では大規模なルンガ・パウザが感情的インパクトをもたらす重要な演出手段となっています。沈黙もまた音楽の一部であるという考えを体現する表現技法です。
使い方・例文
「第一楽章の終結部でルンガ・パウザが指示されており、演奏者は緊張した沈黙を保ってから第二楽章へと移行する。」
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