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リュドミラ1世とは?

りゅどみらいっせい

リュドミラ1世とは、9世紀のボヘミア(現在のチェコ)の公妃で、キリスト教をボヘミアに広めた人物として崇敬され、チェコの守護聖人となっている女性です。

リュドミラ1世(850頃〜921年)は、ボヘミア公国の公妃であり、チェコ守護聖人のひとりです。スラヴ系の部族の族長の娘として生まれ、ボヘミア最初のキリスト教徒の支配者とされるボジヴォイ1世と結婚しました。

リュドミラは夫とともにキリスト教の洗礼を受け、ボヘミアへのキリスト教普及に積極的に取り組みました。特に孫のヴァーツラフ(後の聖ヴァーツラフ、ボヘミアの守護聖人)を自ら養育し、キリスト教的教育を施したことで知られています。

しかし、当時のボヘミア宮廷では異教的慣習を守ろうとする勢力も強く、リュドミラと義娘ドラゴミーラの間には深刻な対立が生じました。ドラゴミーラは異教的立場に近く、権力争いの末にリュドミラを自邸に幽閉し、921年、刺客を送って絞殺させました。

その死後、リュドミラはキリスト教信仰のために命を捧げた殉教者として称えられ、早い時期から聖人として崇拝されるようになりました。正式な列聖は中世に確立し、現在でもチェコやスロヴァキアでは重要な聖人として9月16日に記念日が設けられています。

チェコの文化・芸術においてもリュドミラは繰り返し主題となっており、スメタナのオペラ「リブシェ」や各種絵画・彫刻に題材として取り上げられています。

使い方・例文

チェコやスロヴァキアの歴史・宗教を学ぶ場面で、聖ヴァーツラフの祖母として、またボヘミアのキリスト教化の象徴として紹介されます。カトリックの聖人名鑑にも記載されています。

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