ラルゴとは?
らるご
ラルゴとは、楽曲を非常にゆっくりと、かつ堂々とした雰囲気で演奏するよう指示する、最も遅いテンポ記号のひとつです。
ラルゴ(largo)は、イタリア語で「広い・大きい」を意味する形容詞で、音楽用語としては「非常にゆっくりと・幅広く」演奏するよう指示するテンポ記号です。一般的な目安はメトロノーム記号で♩=40〜60程度とされ、よく使われるテンポ記号の中では最も遅い部類に入ります。
ラルゴの演奏上の特徴は次のとおりです。
- テンポが遅いだけでなく、威厳・重厚感・深みが求められる
- 音と音の間の空間を意識し、一音一音に重みをもたせる
- 感情的な深みや崇高さを表現する場面に用いられることが多い
- 葬送行進曲や荘厳な序奏部などに登場しやすい
似た記号として「ラルゲット(larghetto)」があり、こちらはラルゴよりも少し速め(幅広く・ゆったりと)を意味します。また「グラーヴェ(grave)」も同様に非常に遅く重々しいテンポを指しますが、ラルゴよりも「重さ」の意味合いが強くなります。
ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)」はラルゴで演奏される名曲として広く知られており、この穏やかで荘厳な雰囲気がラルゴの典型的なイメージを示しています。
使い方・例文
オーケストラの交響曲で第2楽章に「Largo」と書かれていれば、指揮者はゆっくりとした棒裁きで重みのある響きを引き出し、聴衆に深い情感を届けます。
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