本文へスキップ

ラルゲットとは?

らるげっと

ラルゲットとは、音楽テンポ指示のひとつで、ラルゴよりやや速く、ゆったりとした遅めの速度を意味します。

ラルゲット(Larghetto)は、クラシック音楽で用いられるテンポ速度指示語のひとつです。イタリア語の「Largo(ラルゴ)」を語源とし、Largo の縮小形として「ラルゴよりもやや速い」ことを示します。一般的なメトロノーム値はおよそ♩=60〜66前後とされることが多く、非常にゆったりとした、しかし重厚すぎない穏やかな速度です。

音楽のテンポ指示は遅い順におおよそ次のように並びます。

  • Largo(ラルゴ):最も遅く、荘重な速度
  • Larghetto(ラルゲット):ラルゴよりわずかに速い
  • Adagio(アダージョ):ゆっくりとした速度
  • Andante(アンダンテ):歩くような速さ
  • Moderato(モデラート):中程度の速さ

ラルゲットはラルゴの持つ重厚感を保ちつつ、わずかに軽みや流れを加えた速度感が特徴です。ヘンデルの作品やモーツァルト、ハイドンらの古典派音楽においてしばしば楽章指定として使われており、緩徐楽章に落ち着きと優雅さを与えます。演奏者にとっては、単なる遅い速度ではなく、ゆとりある表現の中に音楽的な方向性を保つことが求められる指示です。

使い方・例文

ヘンデルの「水上の音楽」や古典派のソナタ・協奏曲の第2楽章(緩徐楽章)に「Larghetto」と指定されていることがあり、演奏者はゆったりとした中に表情豊かな演奏を求められます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語