本文へスキップ

ラムエアとは?

らむえあ

ラムエアとは、航空機や車両が前進する際に空気取り入れ口へ強制的に押し込まれる加圧された空気のことで、エンジン性能向上に活用されます。

ラムエア(ram air)の「ラム」は「押し込む」という意味の英語で、移動する物体が前進することで空気取り入れ口の前方に生じる動圧(ラム圧)を利用した空気のことを指します。

物体が空気中を移動すると、進行方向の先端では空気が逃げ場を失って圧縮されます。この現象積極的活用し、エンジンへ通常より高密度の空気を送り込むシステムを「ラムエアシステム」または「ラムエアインテーク」と呼びます。

主な応用場面は以下のとおりです。

  • レーシングカー:車速が上がるほど過給効果が増し、エンジン出力を高める
  • 航空機エンジン:飛行速度を利用して吸気効率を向上させる
  • 航空機の与圧・換気:客室の空気をエンジン前段から取り込み、与圧に使用する
  • パラグライダー:翼の前縁にある空気取り入れ口からラムエアを取り込み、キャノピーを膨らませて揚力を発生させる

特にパラグライダーではラムエア式キャノピーが標準的な構造となっており、エンジンを持たないグライダーがラムエアによって翼形状を維持するという独特の仕組みが成立しています。速度が上がるほど効果が大きくなるため、高速飛行や高速走行と相性のよい技術です。

使い方・例文

「レーシングカーのエアインテークはラムエアを最大限に取り込めるよう設計されており、高速走行時にはエンジンへの吸気量が増して出力が向上する。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語