ラピスラズリとは?
らぴすらずり
ラピスラズリとは、深い青色が特徴の半貴石で、古来から顔料・装飾品として珍重されてきた鉱物です。
ラピスラズリ(lapis lazuli)は、濃い青色を特徴とする岩石で、主にラズライト(青金石)・パイライト(黄鉄鉱)・方解石などの複数の鉱物が混在した複合岩石です。鮮やかな青色の中に金色のパイライトの粒が散らばった外観が美しく、古くから装飾品・工芸品・顔料として世界中で珍重されてきました。
主な産地はアフガニスタンのバダフシャン地方で、数千年前から採掘が続けられてきた歴史的な産地です。チリ・ロシア・中国などでも産出しますが、アフガニスタン産が最高品質とされています。
歴史的にはウルトラマリンと呼ばれる鮮やかな青い顔料の原料として非常に重要でした。中世・ルネサンス期のヨーロッパでは金よりも高価な時代もあり、聖母マリアの衣などの重要な箇所にのみ使われました。フェルメールやミケランジェロらの作品にも用いられたことが知られています。合成ウルトラマリンが開発された19世紀以降は顔料用途は減少しましたが、現在も宝飾品・装飾品として高い人気を誇ります。
古代エジプトではツタンカーメンの黄金のマスクや副葬品にも用いられており、人類が最古から珍重してきた石の一つです。日本では「瑠璃(るり)」と呼ばれ、仏教美術などでも使われてきました。
使い方・例文
美術館でルネサンス絵画の深い青色の衣を見かけたとき、その顔料がラピスラズリ由来の可能性があります。宝石店やパワーストーン専門店でもよく目にする石です。
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