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ラストベルトとは?

らすとべると

ラストベルトとは、かつて栄えたアメリカ北東部から中西部にかけての製造業地帯が、産業空洞化と人口流出によって経済的に衰退した地域を指す言葉です。

ラストベルトRust Belt)とは、アメリカ合衆国の北東部から中西部にかけて広がる旧工業地帯を指す言葉で、かつて鉄鋼・石炭・自動車・製造業で栄えながら、20世紀後半以降の産業構造転換や海外移転によって工場が閉鎖・縮小し、経済的停滞・人口流出・都市衰退が進んだ地域を意味します。

名称の「ラスト(Rust)」は工場の錆びた機械や廃墟となった工業施設を象徴的に表しています。ペンシルベニア州・オハイオ州・ミシガン州・インディアナ州・イリノイ州北部・ウェストバージニア州などが含まれ、ピッツバーグ・デトロイト・クリーブランド・バッファローなどの都市が典型例として挙げられます。

ラストベルト形成の主な要因は以下の通りです。

  • 1970〜1980年代の製造業のグローバル化と生産拠点の海外移転
  • 自動化・ロボット化による工場労働需要の減少
  • 労働組合の力の低下と賃金・雇用条件の悪化
  • 南部・西部への企業移転(いわゆる「サンベルト」への移動)

政治的にはラストベルトの白人労働者層がかつての民主党支持基盤から離れ、2016年大統領選挙でドナルド・トランプが「失われた製造業の雇用を取り戻す」と訴えてこれらの州で勝利したことで、選挙政治との関連で注目を集めました。

経済再生策として医療・大学・テクノロジー産業への転換が一部の都市で進んでいますが、地域間の回復度合いには大きな差があります。

使い方・例文

アメリカの大統領選挙の分析記事でペンシルベニア州やミシガン州の白人労働者の票の動向を解説する際に、かつての工業地帯という背景を示す言葉としてラストベルトが登場します。

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