ライン・ハルト・ハイドリヒとは?
らいんはるとはいどりひ
ラインハルト・ハイドリヒは、ナチス・ドイツの親衛隊(SS)で恐怖政治を主導し、ホロコーストを組織した最も残酷な幹部の一人です。
ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ(Reinhard Tristan Eugen Heydrich, 1904〜1942)は、ナチス・ドイツの親衛隊(SS)上級大将であり、秘密警察(ゲシュタポ)・保安部(SD)を統括した人物です。その冷酷さからヒトラー自身に「鉄の心臓を持つ男」と称されたとも伝えられています。
ハイドリヒが歴史上最も重大な役割を果たしたのは、ユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)の組織化です。1942年1月のヴァンゼー会議を主宰し、「ユダヤ人問題の最終解決」を官僚的・組織的に実行するための枠組みを整備しました。この会議の議事録は、ナチスによる組織的虐殺を示す最も重要な歴史的文書のひとつとなっています。
ハイドリヒの主な役職・活動は以下の通りです。
- 国家保安本部(RSHA)長官として警察・諜報機関を一元支配
- チェコスロバキア(ベーメン・メーレン保護領)の副総督として厳しい占領統治を実施
- ソ連侵攻時の大量虐殺部隊「アインザッツグルッペン」を組織
1942年5月、チェコスロバキアのレジスタンス(イギリス訓練を受けた工作員)による暗殺作戦「エンスラポイド作戦」で重傷を負い、6月に死亡しました。ナチス幹部で暗殺に成功した数少ない事例として知られています。
使い方・例文
「ヴァンゼー会議を主宰したハイドリヒは、ホロコーストを官僚的に組織した中心人物の一人とされている」という第二次世界大戦・ナチズム史の文脈で登場します。
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