ヨウ素液とは?
ようそえき
ヨウ素液とは、デンプンの存在を確認するために使う黄褐色の試薬で、デンプンに反応すると青紫色に変色します。
ヨウ素液(ヨウ素・ヨウ化カリウム溶液)は、ヨウ素(I₂)をヨウ化カリウム(KI)水溶液に溶かした黄褐色の試薬です。デンプン(アミロース)が存在すると青紫色〜黒紫色に変わるという鮮やかな反応を示すため、デンプン検出のための指示薬として広く使われています。
この色変化は、ヨウ素分子がアミロースの螺旋(らせん)構造の内部に取り込まれることで生じます。デンプンを含まない溶液では変色せず、黄褐色のままです。また、加熱するとデンプンの螺旋が解けてヨウ素が外れ、色が戻ります(加熱で脱色、冷却で再発色)。
ヨウ素液が使われる主な場面は次のとおりです。
- 食品中のデンプンの有無を確認する
- 植物の葉を使った光合成の実験(葉の緑の部分はデンプンを含み変色する)
- 唾液のアミラーゼによるデンプン分解の確認
- 食品検査や品質管理での簡易テスト
家庭でもご飯粒にヨウ素液をつけると青紫色になることで、デンプンが含まれていることを確認できます。取り扱いの際は皮膚や衣服に付着すると着色するため注意が必要です。
使い方・例文
葉を脱色してからヨウ素液をつけると、光が当たってデンプンができた部分だけが青紫色に変わり、光合成が起きた場所がわかります。
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